はい、ごめんください。
利益・感動主義のウェブコンサルタント、小杉聖です。
以前、ザツダンの横田さんのコピーライティングセミナーに参加したことがあったので、そのレポートです。
この内容をもっと濃くしたワークショップが、2014年9月25日(木)に東京で開催されます!(詳細は最後に)
実は、コピーは簡単に学べる。
世の中はコピー術、つまり「文章術」であふれています。
ある程度「型」ができていて、こういう順番でこういうことを書けばいい、的なものですね。
こういうものはいくらでも学べるので、本セミナーでは取り扱わない、とのことでした。
じゃあ何をするのかというと、そもそも文章にする以前の段階を改善しよう、という話です。
材料のない状態では、料理はできない。
その言語が文章化されると、「文章」になります。
つまり、言語化できない思考や情報は文章化できない、ということです。
横田さんはコピーライターとして、相手との対話の中で良質な言語化を狙っているとのこと。
「ザツダン」という名前は、言語化するための材料を雑談の中から見つけ出すという意味も込めているのだとか。なるほどなあ。
文章が薄っぺらくなるのは、言語化できていないから。
先に上げたような「ノウハウとしての文章術」を使えるようになれば、みんなが同じ文章をかけるようになります。起承転結とかね。
たとえば、
“松島や ああ松島や 松島や”
という句は、言葉にできない感動を表しているとされていますよね。
コレを「言葉にできない感動を表すための型」と考えると、
“コスギスや ああコスギスや コスギスや”
と、言葉にできない思いを伝えるに丁度良い、となりえます。なりえるわけです。
しかし上記は強引で、それだけに薄っぺらく感じてしまいます。残念ですね。非常に残念です。
だから、”言語化筋” を鍛えておいたほうが良い
というわけで、「思考や情報を言語化」しないと、自分だけの文章になりません。
そのための「言語化スキル」は筋肉のようなもの。
鍛えられるものであり、使えば使うほど上達するということ。
そして、今回のセミナーではその鍛え方について紹介されました。
効率よく “言語化筋” を鍛えるために必要なモノ・・・それは、相手!
相手ありきの言語化筋の鍛え方が、ワークショップを通して、6つのポイントでまとめられていました。
私の場合、ホームページを作る際には「対象となる顧客を想定してコンテンツを作りましょう」ということが多いです。
少しNLPをかじった人間としては、相手がいるのはなんでもコミュニケーションだなと。
相手に伝えることがコミュニケーションなのではなく、
相手に伝わったかどうかで判断するのが、コミュニケーション。
取れないボールを投げて、何で取ってくれないの!と怒るのはおかしいよね〜。
表情などが見えない言葉のボールを、いかにキャッチしてもらえるか、ということかな。
などと思いながら、「相手ありきの鍛え方」と言う部分は興味深く聞いておりました。
ワークショップはやっぱり面白かった
- 5歳の男の子に「出世払い」を説明してみる。
- フランス人にここから自宅までの道筋を説明する(ひとりで実際に来てもらう)には?
- 小学4年生の女の子に「大人って何?」と聞かれたら?
- 自己紹介を3秒で。
などのワークショップを通して、言語化筋の鍛え方を学びました。
- 言語化がスムーズなら、相手の行動を促すこともできる。
- しかし失敗すれば「誤解」を生む。
- 「○○力(ナントカりょく)」という言葉は、人を惹きつける強い言葉で思考停止につながってしまうので、使用には注意が必要。
- 言葉の映像を情報量と再現性で比較。
- 相手との関係性で伝えたい情報が変化する。
などなど。
更に濃厚なワークショップが東京で開催されます!
このセミナーの感想を Facebook に掲載したところ、ウェブ解析士協会理事の江尻さんに興味を持っていただき、東京開催が決定しました!
ウェブ解析士の資格を持っていなくても参加できます。
これからのライティングに必要な “言語化筋” を鍛えるチャンス!
私も新潟から行きますので、ぜひ一緒に楽しみながら学びましょう♪
日時:9月25日(木)14:00〜18:00
会場:ソフトバンクテクノロジーセミナールーム
参加費:
WACA正会員 前払い5,400円
WACA無料会員/非会員 前払い10,800円
セミナーの詳細や申込は、下記 Doorkeeper よりご確認ください。
→ コピーライティング入門講座 – ウェブ解析士協会 | Doorkeeper
個人的には、下記の本に興味がある方なら、かなり楽しめると思います。