はい、ごめんください。
利益・感動主義のウェブコンサルタント、小杉聖です。
連載の3回目は、ワードプレスがこんなにも世界で愛されているんですよ〜と、データを元にさくっとまとめました。
【ホームページ作成にワードプレスがオススメな理由】
- WordPress って何ぞや?
- WordPress を使わない方が良い場合
- WordPress の世界的シェアは?
- WordPress の プラグイン が魅力的すぎる件
- ビジネス用 WordPress の テーマ 3選
世界で愛されているワードプレス
ワードプレスは、ホームページを管理するシステム(※)の中でも、圧倒的なシェアを誇っています。
※コンテンツ・マネジメント・システムの頭文字を取って「CMS」と言われます。
下記は 2014年5月21日 現在のデータですが、調査対象(Alexaに基づいた1000万サイト)のすべてのホームページのうち 63.0% はシステムを使っていない。WordPress を使っているのは 22.1% であり、CMS の市場シェアでは 59.9% を占めている。ということです。
参考:Usage Statistics and Market Share of Content Management Systems for Websites, May 2014
How to read the diagram:
63.0% of the websites use none of the content management systems that we monitor.
WordPress is used by 22.1% of all the websites, that is a content management system market share of 59.9%.
つまり、ホームページの管理システムを導入するとしたら、約6割は WordPress を導入していることになります。
これだけ使っている人が多いということは、カスタマイズしたい時もつまずいた時も、情報が得やすいということになります。
日本での状況は?
「そりゃ、海外は多いんでしょうよ。日本はどうなのよ」という状況を確認してみます。
具体的な日本の数値はなかったので、上記のグラフの項目とは異なりますが、日本で知られている CMS を Google トレンドで2004年から調べてみました。
「WordPress」「Movable Type」「XOOPS」「Blogger」「Tumblr」のトレンド推移はこんな状況です。
これを見ても、日本でのシェアも圧倒的に多いのがわかります。ですから、日本語で情報を得やすいのも事実です。 Tumblr が伸びてきているのは興味深いですね。
ちなみに、カタカナにしてみたものがこちら↓
そこそこシェアのある(あった)ものをグラフにいれました。
ここに「タンブラー」を入れてしまうと飲み物を入れるアレのボリュームが大きいので比較しかねますね。
あまり役に立たないグラフだなあと思ったので、「WordPress」と「ワードプレス」を比較してみました。
オモシロイなあと思ったのは、「WordPress」は横ばいになる予想があるけれど「ワードプレス」は伸びていくという傾向。
同じ意味のキーワードでも、使っている状況が違う
「WordPress」で検索する人は、WordPress がホームページを作るためのシステムだということをよく知っている人。
つまり、ウェブ業界に属する人で、比較的横文字に慣れている人が検索していると推測できます。
ホームページの制作業者や、ウェブデザイナー、ウェブプログラマーなどが、WordPress の疑問を解決したり、使うことを目的としていそうですね。
「ワードプレス」で検索する人は、まだそれが何なのかよく知らない人。
つまり、正式なスペル(製品名)がわからないので、人づてに聞いたか、横文字が苦手な人だと推測できます。普段からそれほどウェブに慣れているわけではなく、「ウェブサイト」よりも「ホームページ」になじみのある方でしょう。
それでも興味を持って検索しているわけですから、できる限り自分で解決しようという意識の高い人が、基本的な情報を集めることを目的としていそうですね。
ということで「ワードプレス」が伸びているのは、日本ではこれからもっと一般の方にも浸透していく傾向だと判断できます。
これからも伸びていく WordPress 。
今回の連載で初めて知ったという方は、ぜひ導入を検討してみてくださいね。
次回は、オススメプラグイン(追加機能)についてお話しします。