【注意点編】ホームページ作成に WordPress がオススメな理由・その2

We love WordPress!はい、ごめんください。
利益・感動主義のウェブコンサルタント、小杉聖です。

このコラムは【ホームページ作成にワードプレスがオススメな理由】の連載なのですが、2回目にして「ワードプレスをオススメしない理由」という方向転換っぷりです。

というのも、
猫も杓子もワードプレス、
困った時のワードプレス、
「ドラ○も〜ん!」「しょうがないなあ、ワ〜ドプレス〜〜」(CV:大山のぶ代)、という状況もどうかと思っているので、しっかりと目的を達成するために必要かどうかを検討した上で選んでいただきたいのです。

ということで、オススメしない3つの状況を挙げました。

ホームページ作成にワードプレスがオススメな理由

  1. WordPress って何ぞや?
  2. WordPress を使わない方が良い場合
  3. WordPress の世界的シェアは?
  4. WordPress の プラグイン が魅力的すぎる件
  5. ビジネス用 WordPress の テーマ 3選

1.ページが少なく、更新しない場合

広告用として1ページ作成する場合(長いランディングページなど)

ワードプレスは管理画面で直接編集できるので、修正や改善などの管理はしやすいかもしれませんが、1ページのために導入するのはオーバースペックです。

広告用の1ページだけなら、静的なファイルで作っても十分でしょう。静的と言っても、キャッチイメージのA/Bテスト(※)などを行えるように、プログラムが使える PHP での作成を推奨します。

※2種類以上の画像などを表示させ、閲覧者の反応の良さをテストすること

2〜3ページ程度で更新もないようなハリボテサイト

Cartoon Houseワードプレスは3ヶ月に1回以上更新が必要なシステムですが、2〜3ページ程度のボリュームのホームページでいいということは、更新にかけられる時間も手間もないということですよね。

そうなると、セキュリティホール(弱点)を突かれてサイト改ざんされたり、踏み台にされてしまうこともあります。

更新の予定がほとんどないようなホームページは、目的を見直すか静的ファイルで作ることをオススメします。

つまり、ページ数が少なくほとんど更新する予定のないサイトは、ワードプレスを使う必要はありません

2.サーバが古い場合や共用サーバの場合

5年前に契約したサーバを使い続けている場合・・・?

Hang up the phone !!この業界は日進月歩で進化していきますので、当然環境も良くなっていきます。
携帯電話が小さくなって高性能になったり、メモリーカードがどんどん小さくなって容量が増えたりするのと同じですね。

5年前の携帯電話では、スマホのアプリは動かせませんよね。

同様に、5年前に契約したレンタルサーバの環境が変わっていなければ、ワードプレスも動かせない可能性が高いということです。
何とか動かせても、表示に時間がかかったり、表示できなかったりすることもありえます。

そんな時はサーバの契約を見直したり、すっぱり諦めましょう。

「サーバ、って……?」とよくわからない方は、今のホームページを何年前に契約したのかを見直し、その時の業者に尋ねてみると良いと思います。

これからワードプレスを導入したい場合、大抵のサーバは大丈夫かと思いますが、業者がワードプレスの稼働を明示していなければ確認しておくと良いでしょう。

共用サーバは近所迷惑のリスクがあることを知っておきましょう

North Korea - Block of flats月3,000円くらいまでのレンタルサーバ契約だと、ひとつのサーバを数十人で使っている場合が多いです。

以前、とあるレンタルサーバ会社のサービスでワードプレスを使っているホームページが、軒並み改ざんされて大惨事になったことがありました。原因は、共用で使っているサービス自体に穴があり、その弱点を突かれたものでした(もちろん、その弱点はすでに対策されています)。

また、共用で使っている契約者の誰かが外部から狙われると、攻撃によってサーバが重くなってしまい、影響を受けてしまいます。

「???」とはてなマークが飛び交っている方に、もうちょっとわかりやすく説明してみましょう(笑)

あなたが10部屋あるアパートの一室に住んでいるとします。

同じアパート内に泥棒の入りやすい部屋が見つかったら、その部屋からベランダ伝いにあなたの家にも侵入されやすくなりますね。

同じアパート内に数百人が出入りするような部屋があったら、何かにつけて邪魔ですよね。

同じアパート内で違法行為をしている部屋があったら、あなたもあまり良い目では見られないかもしれません。

要するに、近所迷惑を被りやすいということです。
それらを対処してくれる大家さん(レンタルサーバ会社)なら比較的安心です。

参考:コスギスはエックスサーバーをお勧めしています >>

ということで、古いサーバのままではワードプレスを使わない。使いたければ将来性のあるサーバを選ぶということが大切ですね。

3.複雑なシステムを希望する場合

ワードプレスは、宿泊予約やネットショップ、ブログコミュニティや会員制サイトなど、比較的何でも実現できます。そのような追加機能(プラグイン)が充実しているからです。

ですが、それらをワードプレスで実現したほうが良いかどうかは別の話です。

要件を満たすためにはカスタマイズのリスクがある

プラグインはそのままでもある程度使える汎用的なものが流通していますが、実現したいシステムの要件をすべて満たすとなると、どうしてもカスタマイズが必要になります。(カスタマイズが必要なければ、それだけ競合がいるということなので、何らかの方法で差別化が必要ですね)

ワードプレスに関わるライセンス上、改変自体は問題ないのですが、元々の提供側のサポートを受けることができません。

セキュリティ保持のためにプラグインが更新された際に、カスタマイズされたものが対応できなくなる恐れがあり、脆弱性(システムの弱点)を突かれてしまうリスクがあります。

ネットで売りたいなら、モールやオークションも視野に。

楽天は出店するのにめちゃくちゃ高くつく上に、顧客リストが取れないので自サイトでショップ機能を設けるのが良いという話もありますが、体力のある企業なら楽天市場で成功することは十分可能です。
また、オークションで自分の商品を出品してみたり、今なら LINE@ を使ったビジネスも伸び代があります。

ただし、少なくとも「出店すれば売れる」というのは大間違いです。ワードプレスにしても、カートの機能を入れたところで「物が売れる」というわけではありません。

CtoC(消費者から消費者への販売形態)が活性化しているので、一度企業という枠から外れてみるのも、ネットで売るということ(がどれだけ大変なのか)を知るためにはいい方法かもしれませんね。

ということで、要件をしっかりと洗い出した上で、イチから開発するか、大手のサービスなどのサービスも検討してください

逆に言うと、上記に当てはまらない場合はワードプレスがオススメということです(笑)

ただし、ワードプレスは更新し続けなければならないシステムだ、ということだけは覚えておいてください。

そして、それらに対応できるサーバや業者をお選びくださいね。

次回は、ワードプレスの世界的なシェアについてお話しします。

ウェブの心理戦略家。WordPressの勉強会(WordBench新潟・長岡藩)も主催。顧客の心理と分析を裏付けるデータを元に、心理学に基づいたライティングとWordPressでのサイト構築が得意。新潟県長岡市在住。2013年4月には新潟県で初のウェブ解析士マスターになり、同年6月よりコスギスとして活動。夫と子ども2人をこよなく愛す。おやつはプリン。

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