さまざまな“タグ”の違いと役割

はい、ごめんください。コスギスの小杉です。ウェブ解析士マスターとして企業研修などもしています。
そこで「タグとパラメーターの違いがよくわからない」というご質問をいただいたので、そもそもタグやパラメーターというものからご説明します。

パラメーターは情報を渡すもの

ウェブ解析で使うパラメーターといえば、URLパラメーターのことを指します。URLは、ホームページにアクセスした時に https:// からはじまる文字列です。最近は省略されて、以下のように表示されていることも多いですね。

アドレスバー

通常のURLはこんな形式です。

https://kosgis.com/

パラメーターがつくと、こうなります。

https://kosgis.com/?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=summer

この ?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=summer の部分がパラメーターです。「?」のあとに、「◯◯=〜〜」が「&」でつながっていますね。

この文字列は、何……?

以下の文章で考えてみてください。

あなたは赤いMサイズTシャツを買うことになりました。とあるネットショップにアクセスすると、色は 白・青・緑・赤 の4種類、サイズは S・M・L・LL の4種類があります。

これが店舗なら、「色は赤で、サイズはMだな」と目視で選ぶことができますし、ネットショップなら「色:赤」かつ「サイズ:M」を選ぶことになります。

さて、これをパラメーターで表すと、color=Red&size=M となります。URLに設定してみると、

https://example.com/?color=Red&size=M

となり、さっきと似たような形になっていますよね。こうやって自分(や誰か)が必要な情報を、それぞれセットにしてURLに設定することができます

もし「青いSサイズのTシャツ」なら、

https://example.com/?color=Blue&size=S

となりますね。「白いLサイズのTシャツ」ならどうなるか、考えてみてください。

※アクティブパラメーターとかパッシブパラメーターとかありますが、気になる人は検索してみてください。

余談:utmは Urchin Tracking Module の略

先ほどの

?utm_source=newsletter&utm_medium=email&utm_campaign=summer

という utm_ からはじまる変数がついているパラメーターは、Google アナリティクスで使われます。自分のサイトにどこから来たのかを判別するために設定されることが多いので、広告を扱うときはマスターしておきたいですね。なお、medium は media の単数形です。元々 Google アナリティクスはアクセス解析のサービス会社である Urchin を買収したことから始まっているので、「utm」はその名残ですね。

話の流れで使われている“タグ”はどれ?

ウェブ解析で使われる“トラッキングタグ”

ウェブ解析を行なうために使うタグは「トラッキングタグ」のことで、「トラッキングコード」とも言われます。トラッキング、つまり訪問者の行動を「追跡」するためのコード、ということです。

Google アナリティクスなどの解析ツールは、解析したいホームページに以下のような「トラッキングコード」を記載しておく必要があります。

Google アナリティクスのトラッキングコード

「トラッキングタグ」と「トラッキングコード」は言い方が異なるだけで、同じものだと思ってください。

※このように「訪問者の行動を追跡するためのタグ」は Google アナリティクスに限らず、さまざまなツールで利用されるので、ホームページに導入するタグが増えてきたら、「複数のタグを管理(マネジメント)するツール(タグマネージャー)」の利用も検討しましょう。

ホームページの制作で使われる“HTMLタグ”

ホームページの制作や、ブログ記事の修飾の際に使うタグは「HTMLタグ」です。

<img src=”〜”> で画像を表示したり、<a href=”〜”>〜</a> でリンクを設定したり、<strong>〜</strong> で太字にしたりと、ホームページの表示を制御するためのタグです。

例外はありますが、基本的には開始タグと終了タグの一対で設定します。たとえばリンクを設定する場合、

<a href="https://kosgis.com">コスギスのホームページ</a>

と、リンクしたい文言の前後を囲みます。

ブログで使われる“タグ”

ブログで記事を書く際、「カテゴリー」を設定することはよくありますよね。しかし、「タグ」については使い方がわからないという方も多いのではないでしょうか。

Instagram や Twitter でも使われる「ハッシュタグ」と同じものです。SNSのように外部の記事をグループ化するものではなく、あくまで自分のサイトでのグループ化ですが、このタグを使うことによって、カテゴリーを横断できるキーワードとして利用できます。

たとえば、「マーケティング」のカテゴリーと「ホームページ制作」のカテゴリーにそれぞれお役立ち系の記事を書いたとします。内容は全然違いますが、「#お役立ち」といったタグを設定することができます。

このように「タグ」は、カテゴリーを横断して同じ目的の記事をグループ化するためのキーワードとして使うことができるのです。

まとめ

厳密には説明不足な点もありますが突き詰めると他の知識も必要になってくるので、まずは違いを把握して実際に使ってみてください。

  • (URL)パラメーターはURLに変数を設定して利用する
  • (URL)パラメーターは情報をやりとりするもの

“タグ”は大きく分けて3種類あります。

  • “トラッキングタグ”は訪問者の行動を追跡するためのタグ
  • “HTMLタグ”はホームページを作成するためのタグ
  • “(ハッシュ)タグ”は投稿を横断してグループ化するためのタグ

この3つ以外にもわかりにくい“タグ”があれば、ぜひおしえてください。

この記事を書いた人

小杉 聖

1978年、新潟県南魚沼市生まれ、長岡市在住。旦那と息子と娘ラブな同居嫁。
“ビジネスは人と人とのコミュニケーション”をミッションに、WordPressを活用したウェブ制作を行なっており、無料勉強会も毎月開催しています。
ウェブ解析による改善提案も行なっているものの、心理学に基づいたコミュニケーション分析により、手段よりもヒトのパフォーマンスアップに注力しています。長所を伸ばすコーチングのご相談はお気軽に。
- WordCamp Niigata 2019 実行委員長
- ウェブ解析士マスター(ウェブ解析士アワードにて4年連続受賞)
- 米国ギャラップ社認定ストレングスコーチ
- 交流分析士(コミュニケーション心理学の理論)