セッション(Visit)と訪問回数(Royalty)の違いって?

初級ウェブ解析士認定試験公式テキスト(第4版)はい、ごめんください。

初級ウェブ解析士認定講座を終えてひとつ宿題をもらっていたので、その回答になります。納得できる説明ができなかったので、持ち帰りました。はい。

この部分は結構微妙なところなので、単純に考えてしまう場合もあるのですが、実際はそうじゃないんですよ、理由があるんですよ、というお話。

というわけで解説です。
わからない場合はどんどん質問してくださいね!

セッション数と訪問回数はイコールではない!

演習問題のひとつに、滞在時間を計算する問題で、セッション数と訪問回数を答える問題があります。これ、結果は同じ数値になるのですが、意味が異なります。

セッション数 = 訪問数(Visit)ですが、訪問回数 = ロイヤリティ(Royalty)です。

セッションはサイト内全体で考えます(=サイト単位)が、訪問回数はユーザーの行動として考えます(=ユーザー単位)。つまり、一人のユーザーのセッション数 = 訪問回数 と考えられます。

演習問題を例にあげます。

仮に2人のユーザーがサイトにアクセスして、全く同じ行動をとったとすると、「サイト全体の」セッション数は 4 となります。そして「ユーザーそれぞれの」訪問回数は 2 となります。

演習問題では「一人のユーザーしか追っていないデータ」のため、セッション数 = 訪問回数 となってしまうという状況です。

なぜ、3 にならないのか?

演習問題では、一度離脱してますがセッションが切れていないので、全体のセッション数は 2 です。
セッションが切れていないとしても、「一度離脱」しているのだから、訪問回数は 3 と考えるのも無理はありません。

ですが、人の行動をアクセス解析で得たデータとして見た場合、「セッションが続いている=訪問が続いている」とみなされ、実際の行動としては離脱していても、アクセス解析ツールのデータとしては「離脱していないように見える」のです。

ですから(ある意味仕方なく)、セッション = 訪問 なんですね。セッション内で訪問回数が別途カウントされることはありません。

今後もし、セッションとは異なる指標として、離脱したことがわかる「訪問回数」が現れたら、セッションを訪問として利用しなくても済むのでしょうね。(逆にややこしくなりそうですが)

この記事を書いた人

小杉 聖

1978年、新潟県南魚沼市生まれ、長岡市在住。旦那と息子と娘ラブな同居嫁。
“ビジネスは人と人とのコミュニケーション”をミッションに、WordPressを活用したウェブ制作を行なっており、無料勉強会も毎月開催しています。
ウェブ解析による改善提案も行なっているものの、心理学に基づいたコミュニケーション分析により、手段よりもヒトのパフォーマンスアップに注力しています。長所を伸ばすコーチングのご相談はお気軽に。
- WordCamp Niigata 2019 実行委員長
- ウェブ解析士マスター(ウェブ解析士アワードにて4年連続受賞)
- 米国ギャラップ社認定ストレングスコーチ
- 交流分析士(コミュニケーション心理学の理論)