パン屋がホームページを活用したら・終

ミヅキの提案した施策は、すぐに売り上げにつながることはなかったが、それでもムツミはコツコツとパン・ド・ムーの魅力をユーザー目線で伝えていた。次第にファンは増えていき、ついに ――― ウェブ活用の失敗と成功の流れを小説でわかりやすく紹介しています。

パン屋がホームページを活用したら・7

7・呑み屋のパン屋 ハルノリは久しぶりに酒を酌み交わした友達に、ホームページをリニューアルしたことを話していた。 安くてきれいなホームページができたこと、スマートフォンやSNSにも対応していること。30万円は下らないと言 […]

パン屋がホームページを活用したら・6

6・憂鬱なパン屋 「ありがとうございました〜」 あれから、2ヶ月が過ぎていた。 結局、文章はそれぞれ2,000文字に届かず送ることとなったが、内心ヒヤヒヤしていたものの、事務的な返信と今後のスケジュール以外の連絡が来るこ […]

パン屋がホームページを活用したら・5

5・忙しいパン屋 パンという生き物を扱っている以上、パン・ド・ムーも結構いそがしい。 朝の4時から仕込んだ生地をチェックし、発酵具合を見ながら成形する。焼いている時間に朝食を食べたら、店内を掃除し、焼きあがった商品を並べ […]

パン屋がホームページを活用したら・4

4・横文字とパン屋 「つまり、月々1万円以上はかからないということですか?」 「はい、消費税込みで1万円です。やはりビジネスとして使うためにはそれなりの環境や継続的なメンテナンスが必要なので、家賃のようなものですね。弊社 […]

パン屋がホームページを活用したら・3

3・翻訳するパン屋 そのアグナントカというところの営業マンは、次の定休日に訪ねてきた。 名刺には「営業 世田谷アツシ」と書かれている。社名は「株式会社アグレッシブ・アドバンテージ・ウェブ」とかいう長い名前で、横文字に弱い […]

パン屋がホームページを活用したら・2

2・迷えるパン屋 ――― 事の起こりは、1年前にさかのぼる。 「ホームページに10万だぁ?」 夫、ハルノリは、明らかに機嫌が悪そうに煙を吐いた。 以前よりだいぶ客足が減っているとはいえ、仕事量は大して変わらない。明日は定 […]

パン屋がホームページを活用したら・1

1・幸せになれるパン屋 「ありがとうございましたー!」 10時に開店してから、すでに何度目だろうか。 弾むような明るい女性の声が、狭い店内に響く。 店のロゴが刺繍された三角巾とエプロンを身につけたその女性は、「幸せになれ […]