ホームページのリースはなぜ怖い?SEO業者から電話をもらったらチェック!

1文字の修正で1万円!?はい、ごめんください。

最近特に、「きっとこういう理由なんだろうけど、ああんもう、もったいないぃっ!!!」ってモギモギすることが多くなってきた、お客様の感動と利益を追求するウェブコンサルタントの小杉です(長い)

「ホームページのリース契約でさ〜…」という風評を耳にすることが立て続けにあったので、なぜリース契約が恐ろしいかということを改めてコラムに綴りました。

リースのことを調べ始めたら結構奥が深かったので、もし間違っているところがあればご指摘いただければ幸いです。

ちょっと前ですが、永江さんの記事も人気なので、まだ読まれたことのない方はこちらも参考に。
参考:悪徳HPリース商法がいまだにまかり通っている。リース業界は襟を正して頂きたい(永江一石) – 個人 – Yahoo!ニュース

そもそも、リース契約というのはどういうもの?

法テラスのサイトから引用します。

機械などの物品を利用者に代わってリース会社が購入し、利用者に一定期間有料で貸し出すことを内容とする契約。主に、高額な機械(産業機械、工作機械など)やパソコンなどの情報通信機器といった、技術進歩の速い機械の導入に利用される。設備資金導入の資金調達を目的としたファイナンス・リース契約と、機械の賃貸借を目的としたオペレーティング・リース契約に大別される。

引用:法律関連用語「リース契約」  法テラス|法律を知る  相談窓口を知る  道しるべ より

Public Computers at Poder Learning Centerリース契約はソフトウェアに対しても有効なので、ホームページ制作の契約でよく使われるのは、オペレーティング・リース契約のほうですかね。

一般的には耐用年数から逆算して、月々の支払金額を算出します。リース期間によってリース料率が決められており、物件価格より高めになりますが、事務負担の軽減や、動産保険があるなどのメリットがあります。

中途解約はできず、所有権はリース会社にあります。ですから、パソコンやコピー機などのリースはよくなされているようです。

契約終了後は再リースか返却となります。中途解約はできないのですが、再契約は可能です。パソコン業者はそれをうまく利用して、未払いを乗せた金額として再契約し、買い替えを行なっているのですね。(うまいもんだと思いました)

ホームページをリース契約してはならない理由

ただ、ホームページはパソコンやコピー機と違って、自分たちの資産であるべきものです。

リース契約の状態というのは、
ホームページ制作会社が、第三者であるリース会社にホームページを売って、
それを決められた期間だけ、月々借金しながら使わせてもらう
という形です。

How to seo your website for beginnersつまり、あなたがリース契約でホームページを持ったとしても、それはリース会社のものであり、あなたのものではありません。

・・・やー、ビックリですね。
資産であるべきものが、資産になっていないわけです。

しかも、中途解約はできませんし、契約終了後は返却(≒破棄)するか再リースするかのどちらかです。所有権がないので、ホームページの内容をチラシに掲載したり、好きなようにリニューアルすることもままなりません。

ただ先ほど述べたように、「再契約」は可能なので、更にリースを組んでリニューアルすることは可能でしょう。状況に納得しているなら、それで問題ないかもしれません。

「リース契約」と「分割払い(割賦取引)」は違う

「リース契約」と「分割払い(割賦取引)」の違いについては、三菱UFJリースのページがわかりやすいのでそちらも参考に。

参考:リース・割賦取引とは | リースの基礎知識 | 三菱UFJリース株式会社

リース契約と割賦取引は似ているようで違います。会計処理も違いますね。

割賦取引は途中解約こそできないものの、完済後の所有権は自分のところに戻ってくるので、リース契約よりも安心できます。

つまり、払うものを払ってしまえば、自分たちの資産となりますので、まだ安心できるかもしれません。

リース契約も割賦取引もオススメしない本当の理由

ですが、基本的に請求を分割するのはただの借金でしかないので、オススメしません。

月々のメンテナンス料とは異なるので、お金を払っていても何かしてくれるわけではありません。使っていたらもうちょっとこうしたくなった。元々のここを修正して欲しい。という対応をしてくれるとは限らないのです。(もちろん、契約条件によっては別途メンテナンスを契約している場合もあります)

my first computerインターネット業界は日進月歩、秒進分歩で進化しています。そんな状態で一番危惧されるのは、ホームページを置いている環境。つまり、ウェブサーバーとシステムです。

リース契約の期間は短くても3年です。

3年前のレンタルサーバの容量と価格は、今よりも狭くて高いものでした。
そんな当時ものを継続して契約し続けているわけですから、現在のような大きな画像やたくさんのコンテンツを載せようと思っても、サーバのスペックが追いつかない可能性が十分にあります。

そうなんです。
リース契約で一番怖いのは、過去のものを使い続けなくてはならない ということです。更新による改善が得意なウェブにおいて、これは本当に致命的です。

繰り返しますが、契約条件によってはただの借金ではない場合もあります。1年の分割払いで終わらせる、良心的なところもあります。価格が大きいほど、ありがたい契約でしょう。

ホームページの制作料金が高くなるのは理由がある

インターフェイスはどんどん変わる!ここからは個人的な思いです。

ホームページを作るには、

  1. デザイン(見た目)
  2. コーディング(デザインをホームページとして反映させる)
  3. プログラミング(必要なシステムの開発)

というわかりやすい部分以外に、

  1. 企画立案(サイトの目的や目標、ターゲットなどを決める戦略的な部分)
  2. 構造設計(目的達成のための戦術的な部分)
  3. ディレクション(サイトが完成するまでの必要なやりとり)
  4. 検証(サイトの動作検証)
  5. 分析・改善(目的達成のためのPDCA)

という、かなり大切だけど一般の方はあまり知らないという部分があります。

あまり知られていないので価値がわからず、単純に作るだけの部分(上記1〜3)だけにフォーカスしてしまうので、「できるだけ安く」「作って終わり」というホームページができあがってしまいます。

ホームページはネット上に家や店を持つのと同じなので、見た目ではわかりにくい設計や改善の部分(上記4〜8)が入ってくるからこそ「ホームページを作るのには100万円くらいしますね〜」という話になるのです。

ただし、制作会社はコンサルタントではないので「実は[4〜8]の部分がよくわからないから安くしている」という状況があったりします。

「建築技術は持ってるけど、設計できない。でもお客さんは家を建てられれば良いって言ってるから、俺の技術で建てればいっか♪」というのと同義です。

クライアントさんが相場を知らず「最低限の情報でいいから1万くらいで持ちたい」という場合は、1万円分の本やセミナーで学習して、ご自身でやっていただくことをオススメします。制作会社もそうやって勉強してきた知識と経験の積み重ねで、金額を設定しています。

逆に、「なんでこの程度のホームページに100万もかけるの??」という場合も少なくありません。見た目は安そうでも全体的に高くなるようなところは絶対にやめましょう。

そもそも売上を目的としたホームページなら、デザイン(一番お金と時間がかかる部分)は必要最低限(色み+キャッチ画像の指定のみ)に抑え、それ以外のことに「投資」すれば、ちゃんとリターンは返ってくるものです。(認知を目的としている場合は、ビジュアルも大事なので手は抜けません)

ぜひ、ホームページは投資であり、資産であることを感じていただきたいと切に願います。

もし胸に手を当てて「リース契約ってウチか・・・!!」と思いあたるところがありましたら、早めの方向転換をオススメします。

ウェブの心理戦略家。WordPressの勉強会(WordBench新潟・長岡藩)も主催。顧客の心理と分析を裏付けるデータを元に、心理学に基づいたライティングとWordPressでのサイト構築が得意。新潟県長岡市在住。2013年4月には新潟県で初のウェブ解析士マスターになり、同年6月よりコスギスとして活動。夫と子ども2人をこよなく愛す。おやつはプリン。

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