はい、ごめんください。コスギスの小杉です。
ウェブ解析士マスターやストレングスコーチとしての活動が多いのですが、WordPress のサイト制作も行っています。
もうね、Snow Monkey 最高ですよ。制作依頼が来たらまずこのテーマでの実現を考えて、カスタマイズは不要だなと考えたら、別のテーマを検討するくらいには最高です。何より拡張性の高さが(・∀・)イイ!!
ありがたいことに紹介でご用命いただいているので実績紹介をしていないのですが、今回はクライアントさまのご厚意をいただき、Snow Monkey Advent Calendar 2020へ参加させていただく運びとなりました。とはいえ、単純にこんなことやったよという裏の仕組みをちょっとチラ見せする程度で、戦略面のお話ではないことを付記しておきます。
今回制作したイベント告知サイト
一般財団法人テクニカルコミュニケーター協会さまからご依頼いただいた、イベント告知サイトです。毎年、リアル開催しているテクニカルコミュニケーションのシンポジウムですが、2020年にはすべてオンラインで行うこととなり、そのプログラムや参加の流れを支援いたしました。
イベント告知サイトと聞いて、WordPress コミュニティの方はピンと来たかもしれません。そう、参考にしたのは WordCamp のサイトです。セッションプログラムやスポンサーはすべてカスタム投稿になっており、どのような項目が必要なのかもある程度把握できていたので、設計はかなり参考にしました。
そんなわけで、どんな設計にしたのかの概要をご紹介します。何より、アクセス解析ツールが使えるのがありがたかったんですけどね(WordCampサイトはJS使えない)。
セッションはカスタム○○だらけ
まず、セッションはカスタム投稿タイプをつくりました。タイトルとコンテンツを使います。ここまでは無問題ですね。
次に、カスタム分類(カスタムタクソノミー)を4種類つくりました。
- 日程
今回、東京開催が2日間、京都開催が3日間あったので。 - トラック
Zoom会場が最大4つあるため、列として表示するためのものです。 - セッションタイプ
有償/無償セッションと、休憩や終了などの表示を分けるためのものです。 - セッションカテゴリー
いわゆる基礎や応用などの表示用です。
そして、カスタムフィールドもいくつか作りました。抜粋して紹介します。
- 開始日時
日程と合わせたら良かったかなとも思ったのですが、これで各セッションを時系列に表示させます。 - rows
今回は Table タグを使用したため、他トラックのセッションをまたぐ場合に設定しました(Table タグを使っても、レスポンシブ対応はしてあります)。
そして、Snow Monkey Child として子テーマをつくり、templates/view/archive-sessions.php
として一覧ページを作成したものがこちらです。ゴリゴリ get_posts つかって$array[$ymd][$track][$start_time]
なんて配列つくってから表示しています。本当は pre_get_posts の方が良いんだろうなと思いつつ、もっと高速に表示する方法もあるんだろうなと思いつつ。

便利だったプラグイン2つ
SiteGuard WP Plugin とか Simple Post Type Permalinks とか当然入れているもの以外に、便利だったプラグインを2つ紹介します。使ってるのは全部で12個。
申込時に連番で受付番号がほしい
Contact Form 7 を使っているので、シリアルナンバーに対応できるプラグインを使いました。
Contact Form 7 Serial Numbers – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
セッション紹介記事の一部にパスワードを設定したい
有償セッションの資料や動画は、申込者しか見せたくないというときに。英語のプラグインなので、一部を日本語化して使いました。公式では waiting のままなのですが今回使う分にはエクスポートしたpoファイルを上書きしておけば問題ないだろなと。
Passster – Password Protection – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
Snow Monkey Blocks にはタイマー機能があるので、パスワード設定機能も実装されたらウレシイなあ……?(チラッチラッ
他にやったこと
と言ってもこれ以上、大したことはしていないのですが……
しいていえば毎年開催されるものなので、年ごとにカスタム分類にし、URLに年度を入れてBasic認証をかけ、関係者のみが閲覧できるようにしています。そのため、現在はトップページしか見れません。なお、検索の課題も説明したところ、関係者向けのサイトなので問題ないという判断になっています。
WordPress そのものは、実はそこまで拡張しやすいものではありません。コアそのものをいじってしまったら、アップデートに対応できないからです。だから、どんなテーマやプラグインを乗せるかで拡張性が変わってきます。Snow Monkey はクライアントさまの目的に合わせてカスタマイズしやすいので、ちょっと凝ったサイトでもつくりやすいんですよね。
もし、この記事を読んで「ちょっと Snow Monkey の勉強がてら、サイトリニューアルしてみよう!」という方がいらっしゃったらウレシイなあと思いますが、「よっしゃ、コスギスに制作頼めばサクッとつくってくれるんやな!」と思われたら、コスギスはご新規さんの受付をしていないので、Snow Monkey エキスパートの皆さんを強くオススメします。こちら↓
Have a snow monkey days!