はい、ごめんください。
雪国の気配が感じられたらめちゃくちゃ寒くて、ここ数日の過ごしやすい気温に安心している雪国人です。
先日、長岡の勉強会で解析ツール(グーグルアナリティクス)の話をしてきました。前々回には、デザイナーさん向けの勉強会も開催されたNDS(長岡 IT 開発者勉強会)です。
参考:NDSの第32回勉強会 Githubハンズオンに出席してきました – @mekemoke
無料講座なので、もっと社会人の人に来てもらいたかったな〜と正直思いました。次回からは有料の内容ですよ?(^ω^)
2013.11.22追記
id:nemuzuka さんが講座の感想をアップされていました!
ツールの使い方よりも概念的な話が多かったので、胡散臭いSEOコンサル臭はしませんでした。むしろ、凄く為になりました。
この言葉で梅酒3杯はいけます!ありがとうございます!
参考:第34回 長岡IT開発者勉強会に参加してみた #nds34 – nemuzukaの「明日から本気出す」
結論。ただの解析じゃない話は、みんなにとても喜ばれる。
一応ウェブ解析士マスターと名乗っている以上、「事業の成果に貢献する」というのがこの肩書で仕事している原動力ですので、単純に Google アナリティクスの話をしてもつまんないなーと思っていました。
ただ、出席者のメンツが学生さんや開発者なので、お金の話をしてもわかりにくいかな〜……とも思っていた(だから彼女を作ろう!という話を盛り込んでみたのですよ〜)のですが、危惧する程でもなかったようで何よりです。
受講者の方の感想は、ツイッターで呟かれたものをまとめましたのでご覧ください。
参考:第34回勉強会 Google アナリティクス基礎講座ツイートまとめ – Togetter
今回の講座でお話したスライドは、一部省いていますが公開しました。
参考:第34回勉強会 Google アナリティクス基礎講座資料 #nds34 from Hijili Kosugi
講座の参考サイトとしてご紹介していたページはこちらです。
- Googleアナリティクスでアクセスを除外する方法(Cookie編)|坊主社長のWebマーケティングブログ
- Google Analyticsでサイトの課題発見&気付きに繋がる4つのカスタムレポート | nanapi [ナナピ]
KPIに関しては、私の過去のページや参考になるページをご紹介。
- ウェブ解析で KPI を定める時には、5つのサイトタイプを知っておこう – @mekemoke
- 「KPI」、「KGI」とは?〜今更聞けないマーケティング用語をおさらい! – SMMLab(ソーシャルメディアマーケティングラボ)
滞在時間について盛大に間違っていたので、この場を借りて訂正します
@jdash2000 さんからいただいた質問。(写真たくさんありがとうございます!)
「朝開いたページを別タブでずっと開いていて、夕方にもう一度見たら閲覧時間はどうなりますか?」
「閲覧時間はその分伸びますよ」って即答したのですが、間違いです!(ジャンピング土下座)
すみません…この場を借りて訂正します。
ウェブ解析士として今更ながらの間違いでお恥ずかしい限りなのですが、戒めも兼ねてご説明します。
もしかしたら「ページを表示すると訪問を判断するCookieが発行されて、その有効期限が30分」という説明のほうが、開発者の方なら、あーなるほど!って思うかも。
そもそも「訪問」って?
検索エンジンなどから、サイトにアクセスして、色々なページを見て、画面を閉じたり別のサイトに行くまでの一連の流れを指します。
たとえば、大通りで行われているフリーマーケットをイメージするとわかりやすいかもしれません。フリマはひとつのホームページ、出店しているお店は各ページです。
そのフリマに行って、色々なお店を見て、帰るまでの行動をイメージしてください。それが「訪問」です。
(このフリマを例にした訪問の解説は、WEB解析 アドベントカレンダー 2013 で改めてご説明しますね)
ページA から ページB への遷移で滞在時間を理解する
ページAからページBに遷移した場合、滞在時間は次のようにすれば求められます。
ページBを開いた時間 − ページAを開いた時間 = ページAの滞在時間
つまり、
9:00にページAを開いて、
9:01にページBを開いたら、
ページAには1分間滞在していたことになります。
では、ページBを見て画面を閉じた場合、ページBの滞在時間は何分でしょう?
ページBを離脱した時間?? − ページBを開いた時間 = ページBの滞在時間??
と、なりそうですが、ページから離脱した時間は(一般的には)取得することができません。
つまり、ページBの滞在時間はわからないのです。
ということは、ページBを1秒見てようが、15分見てようが、3時間見てようが、この「サイトの滞在時間」は、1分です。
じゃあ、ページA から ページB に遷移しない場合(=直帰した場合)の滞在時間は?
ページを開いた時間はわかりますが、ページを離脱した時間はわかりません。
つまり、直帰した場合の滞在時間は(一般的には)取得することができません。1秒でも10分でも1時間でも5時間でも、わからないものはわからないのです。
滞在時間で大事なことは、離脱(直帰)したページの滞在時間は(一般的には)わからないということです。
じゃあ、同じページを5時間開いたまま放置していたら?
そして今回ネックになっているのは、同じページを5時間開いていた場合。
Google アナリティクスだと、30分以上(同じサイト内の)別のページに遷移しなければ離脱したと判断されます。
5時間放置されている = 30分以上経過している = 離脱と判断される
つまり、そのページを開くまでの時間は滞在時間と判断されますので、滞在時間が5時間以上とはなりません。
スミマセンスミマセンm(_ _;)m
滞在時間が5時間以上になることもある?
30分以内に(同じサイト内の)別のページを開けば、同じ訪問と見なされます。
訪問(セッション)の考え方はツールによっても変わって、実は結構ややこしいので、もっとよく知りたいという方は下記のサイトがとても参考になります(私もこれで目が覚めました)ので、ご覧ください。
参考:「訪問数」を理解する[第11回] | Web担当者Forum
参考:アナリティクスでの訪問数の算出方法 – アナリティクス ヘルプ
懇親会は、恒例の関要バッシュ
元々はシリコンバレーのエンジニアたちが、ピザやつまみを取ってビールを飲むという、所謂宅飲み的な飲み会(≒居酒屋などに行かないで自分たちで準備して自分たちで片付ける飲み会)のことを「ビアバッシュ」って言うんですって。
で、NDSでは、長岡で有名な「関要肉店」さんからオードブルを取って、お酒やつまみを買ってきて飲むという懇親会を行なっています。この関要さんのオードブルがめちゃくちゃ美味しい!
そして私は今回、景虎梅酒ばかりいただいておりました!(ごちそうさまでした!)
学生さんや開発者の方にはポカーンな講座になるんじゃないかなあとドキドキしていたのですが、参加された社会人の方から「すごくためになりましたー」とか「わかりやすかったです!」とか「話するの上手ですね!」とか、とっても褒めていただいたので、反省する点は猛省しつつ、これからもチョーシに乗っていきたいと思います。
個人的には、休憩の取り方がどうにもニガテ(自分はエンドレスで喋ってしまう)なので、時間配分と合わせて調節しながら、さらにブラッシュアップした講座を開催していけたらと思います。
あとはアレですね。無料講座で今回のように男性陣ばかりだったら、目が覚めるようなシモネt話をしてもいいかもしれないなと思いました。
今度は、Facebookのインサイトとか、Yahoo! のアクセス解析とか、Google Adwords とかの話もできたら楽しくなりそうですね!