企業サイトを共用レンタルサーバーで利用する場合の見極めポイントは?

サーバー選びのポイントはい、ごめんください。
今日は企業のサイトを共用レンタルサーバーで利用する場合のポイントについて。

新規開設や引越しの際の参考にしてください。一般的なコーポレートサイトとして、20ページ程度の静的なページ+トピックスなどを更新していくサイトを想定しています。

WordPress などのシステムを導入したい場合

PHP と MySQL の最新版が動けばとりあえず OK

基本は、最新の PHP と MySQL を標準で使えるところを選んでください(むしろ今は使えないところのほうが少ないと思います)。

数年前から契約していて使えないという方は、同じ契約会社で別のサービスを展開している場合もあります。移行に費用はかかるでしょうが、月額費用が大して変わらず(安くなる場合もある)、容量やメモリが遥かに良い環境で使うことができるかもしれません。

大仰なシステムでなくても、「インターネット上で簡単に更新したい」という場合は CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)を導入することになるので、使える方が良いでしょう。

お客様のデータを大事にしたい場合

独自 SSL を導入できるところを選びましょう

アドレスバー(http://www〜が書いてあるところ)に鍵マークがついて「https://〜」となっているページを見たことがあるでしょうか。インターネットでクレジットカードを使ったことがある方なら見かけた事があるはずです。

このようなページでは通信(情報のやり取り)が暗号化されています。何もしない通信は、はがきと同じようなものと思ってください。暗号化された通信は、書留郵便のようなものです。

例えば、入力フォームなどで送信した個人情報は、外部に盗聴されない・改ざんされない・送信相手が実在している、というようなことを証明してくれます。

共用 SSL は必ずサブドメインで

「追加費用なしで共用 SSL を使えます!」と謳っているサービスもあります。

独自 SSL と違うのは、改ざんや実在を証明してはいないという点です。また、URL がホームページの URL とは異なる場合がほとんどです。
暗号化のみ対応したいなら共用 SSL でも可能です。

例)
通常のサイト URL:http://kosgis.com/
独自 SSL:https://kosgis.com/ ← https になるだけ
共用 SSL:https://kosgis.sslhoge.com/ ← アカウント名は使えるが URL が変わる

ただし、セキュリティ的に問題が起きる恐れがあるため、共用 SSL のサービスを使う時は必ずサブドメインで設定できるところを選ぶようにしてください。

例)
共用 SSL でも安心:https://myaccount.sslhoge.jp/ ← サブドメインになっている
共用 SSL は諦める:https://sslhoge.jp/myaccount/ ← フォルダになっている

SSL にしたからといって万全というわけではありません

SSL はあくまでも通信を暗号化するものです。データを受け取るのがセキュリティ的に問題のあるメールソフトだったり、データをずさんに管理していたら意味がありません。

親展として送られて来た郵便物を開けてその辺に置いておいたら、別の人に見られてしまったという状態、と言えばわかりやすいでしょうか。せっかく安全性を考えるのですから、この点についても十分ご注意ください。

SEO を気にしている場合

ひとつの IP アドレスを共有しているところは避けたほうが吉?

共有レンタルサーバーは、ひとつの IP アドレスを、複数の契約者で共有している場合が多いです(ひとつのマンションで部屋ごとに屋号を名乗っているような状態)。

そのような契約者のうち、誰かのホームページが検索エンジンにスパムと判断されると、同じ IP を使っているホームページも同様にスパムと判断される場合があったようです。
(過去にはさくらインターネットの一部のメールサーバーがスパムと判断され、メールが届かないという事態が起こりました)

同じマンションの違う部屋の住人が罪を犯したら、そのマンションの住人すべてが犯罪者とみなされるようなものです。起こることは稀でしょうが、非常に迷惑ですね。

昨今、共用サーバーは一般的なレンタル方式なので、検索エンジンはそのような事情を考慮し IP アドレスよりもドメインを見ていることが多いようです。だからそれほど心配しなくても良いでしょう。

ただし共用サーバーは、他の契約者の影響を受ける可能性があることは変わりないので、その点を理解した上で利用するようにしてください。(同じマンションの住人が、部屋に毎日何十人も招いていたら、玄関はいつも混んでいるでしょう)

結局は「どんなことがしたいか」で決めるべき

  • サポートを重要視して、地元のレンタルサーバー業者を選ぶ
  • 費用をとにかく抑えて、コンテンツやアクセスが増えたら引っ越す
  • アクセスが相当あることを考えて、堅牢性の高いサービスを選ぶ

・・・など、色々な方法があります。やはり目的に合わせて選ぶのが良いでしょう。

とにかく安く済ませたい場合の定番サービス、ロリポップ

初めてホームページを作るので、ランニング費用をとにかく安く抑えたい、という場合は、ロリポップが定番です。主要なシステムは使えますし、ショッピングカートも導入できますし、SSLも使えるなど、非常に多機能です。しかもランニングコストがとにかく安い。オススメはロリポプランです。

デメリットとしては、時々ひどく重たくなって、何度か再読み込みしてやっと表示されることがありました。アクセスの多くなるサイトにはオススメしません。また、電話サポートはありません。


ロリポップを使うなら、ロリポプランがオススメです
 >>

また、独自ドメインも安く取得できます。ロリポップを使うなら、ムームードメインで取得したほうが管理も楽ですね。格安と言うと変なドメインしかないように思われるかもしれませんが、一般的な .com や .jp などを使うことができます。


ムームードメインで独自ドメインを取得
 >>

中級者以上の方なら、エックスサーバーがオススメ

@mekemoke はロリポップですが、コスギスはエックスサーバーです。ロリポのように重たくなることはなく、独自 SSL を安価で利用でき、非常に快適です。月額のランニングコストもそれほど高くはないので、地方の中小企業ならエックスサーバーで十分でしょう。


エックスサーバーは運用面での信頼性が高いです
 >>

WordPress(ワードプレス)の導入を検討している方は、そのものずばりに特化したサービス(wpX)があるのでオススメです。

追記:2013年11月12日
・・・と、wpXもオススメしていましたが、クラウドは安いけどメールが使えない、ホスティングやるなら上のレンタルサーバーと価格が同じなのでレンタルサーバーを選んだほうが良いです。
独自ドメインで運用するなら、↑↑のレンタルサーバーの方がぜっ!たい!おすすめ!(失敗しましたもんT_T)

レンタルサーバー選びの参考にしてみてください。

ウェブの心理戦略家。WordPressの勉強会(WordBench新潟・長岡藩)も主催。顧客の心理と分析を裏付けるデータを元に、心理学に基づいたライティングとWordPressでのサイト構築が得意。新潟県長岡市在住。2013年4月には新潟県で初のウェブ解析士マスターになり、同年6月よりコスギスとして活動。夫と子ども2人をこよなく愛す。おやつはプリン。

どれでシェアする?