はい、ごめんください。
以前から「数点売るだけなら、外部にネットショップを持たなくても、問い合わせフォームで十分でしょ?」と思っていた小杉です。
外部ネットショップは外部リンクという面ではオイシイ場合もありますし、モールの集客メリットもあります。ただ、モール内での露出や、価格競争に巻き込まれるデメリットなども考えなければなりません。
だから今回は、
- モールへの出店料+月額契約費用を高いと感じている
- 高単価の商品・サービスを扱っている
- 支払い後の商談が不要なので、ネットで決済したい
- 外部にネットショップを持つと、管理画面が分散してメンドクサイ
という方にはご一読いただきたい内容です。
「ワードプレス+PayPal(ペイパル)が超オススメです!」と、新潟の地より叫びます。
PayPal(ペイパル)は全世界で使われているネット決済手段
まず最初に、PayPal(ペイパル)を知らない方にご説明します。
Paypal は、世界中で利用されているインターネット決済サービスです。
- クレジットカードと連携していますが、お互いの情報はわかりません。
- 決済手数料は支払側にはかからず、受け取り側には金額の 3.6%+40円 がかかるのみです。
- 受け取った金額は、PayPal に管理されており、5万円以上なら銀行振込手数料のみで引き出すことができます。
- 受け取った金額は PayPal に保管しておくこともでき、それをショッピングに使うこともできます。その際、PayPal に支払う手数料はまったくかかりません。
お金の流れが見えにくくなると感じられるかもしれませんが、一種の当座預金口座のようなものですね。個人事業主で PayPal の確定申告が不安な方は、最新情報を「Paypal 確定申告」で検索しておくことをおすすめします。
ワードプレス+PayPal を実現できるプラグイン
WordPress Simple Paypal Shopping Cart
さて、本題です。
ショッピングカートの導入はハードルが高いと感じるかもしれませんが、びっくりするくらい簡単に導入できるプラグインをご紹介します。
それが、WordPress Simple Paypal Shopping Cart です。
有償のプラグインもありますが、まず導入してみたい、という方ならこれで十分かと。英語の動画ですが、手順をわかりやすく解説されているので見てみてくださいね。
要するに、下記の手順で実装できます。
- プラグインを有効化する
- 設定画面で必要な設定を行なう
※やや中途半端なところもありますが、日本語対応しているので通貨は円になっています。私はホームページのURLを変えただけ。 - 1つめのショートコードをコピーして、表示させたいページに貼り付ける。
- 商品名と金額を修正。
黒猫の写真集をPDFにして、1000円で売りたいなら、
[wp_cart_button name=”某所の黒猫写真集” price=”1000″]という感じですね。 - 2つめのショートコードをコピーして、1つめのコードの下に入れる。
[wp_cart_button name=”某所の黒猫写真集” price=”1000″]
[show_wp_shopping_cart]という感じですね。 - 公開!
会員登録もしないので、個人情報云々は、まったく必要ありません。だから、SSLも不要です。
商品は1つ目のショートコードをコピーして使えば、いくらでも増やせます。通常の投稿と同様、商品写真と合わせて使えますね。
デメリットを上げるとしたら、会員登録ができない、つまり、リピーターや見込客の育成には繋げにくいという点です。別途メールマガジンを用意するなどしてあげるといいですね。
ショッピングカートを置くなら、特商法の記載が必須
これだけ簡単に設置できてしまうので、拍子抜けしてしまいますね。
使おうと思っていたエネルギーは、ぜひ、特定商取引法の表示に費やしてください。ネットで商売をするうえでは欠かせないページです。
何を書いたらいいのかわからないという方は、ネットショップでマニュアル化されている項目を参考に、埋めてみてくださいね。
追記 2016.02.23:このプラグインのデメリット
今までは実装していたのですが、この記事だけに使っていたプラグインを削除したこともあり、追記としてデメリットと考えられる部分を入れておきます。
- Paypalのサーバに情報をやり取りするからか、毎回ページの読み込みが入るので、動作がちょっとだけもたつく印象があります。
- 個人情報云々がないので、裏を返せばお客様とはそれっきり。相手の顔が見えないので、顧客管理ができません。あ、なんか売れてる。という程度です。
単発的に売買をしたい場合にだけ、使えますね。