戦略的コンテンツマーケティングは私の目指しているSEOだった

権さんのセミナーに行ってきましたはい、ごめんください。
顧客行動主義のウェブコンサルタント、小杉です。
肩書は、まれによく変わります。

昨日、ゴンウェブコンサルティングの権さんが新潟で登壇されるということで、0.1秒で即決して参加してきました。

私も過去にお世話になっている、水原商工会の「新潟 e-ねっと阿賀野塾」主催のセミナーです。こちらは非常に勉強熱心な方々が集まっています。新潟の人って結構、よそ者のことを受け入れられないタイプの方が多い(ツンデレ)のですが、とてもフレンドリーで熱い方ばかりです。

前半にあった消費税転嫁対策のご紹介内容も、ためになりましたよ!2016年の10月からの契約は、注意が必要ですね。

期待していたのは内容だけでなく、話し方や空気感。

私が権さんのセミナーの何を期待していたかって、内容はもちろんですが、その話し方や空気感。アマゾンにも負けない、本当に強い会社が続けていること。 の書籍の文章がテンポ良く、もんのすごく読みやすかったからです。

ただし「パーフェクトな文章」というわけではなく、時折お茶目さを感じるところも散見されて、人肌感や親近感などを含め、読み手への「人間らしいおもてなし感」をすごく感じていたので、これはセミナーの時どうなるんだろう……?と、ワクワクしていました。

結果、場馴れしているとか流石とかそういう次元を超えて、もう夢見心地で気持ち良くて、わかりやすくて疑問も解けて、活力までいただいた上に自信までついたという、お前アタマ大丈夫かと言われてもおかしくないテンションになるという事案が発生しました。といっても、概要スライド1枚のままで仰っている内容を、これは重要だ!とリアルタイムで打ち込んでいたので、ちゃんと冷静です。きっと。

余談ですが、ismの申し込み後の返信メールの印象が「とても美人なお姉さん」で、ism事務局の方にも惚れました。顧客視点を極めると、すべてにおいてオーラが変わるんですね!

3Cはあくまでサマリー(概要)

私は権さんの3Cの考え方を受けて、差別的優位点をアドバンテージ(Advantage)、お客様の求める価値をベネフィット(Benefit)とし、A+B+3Cと考えています。

参考:初心者でも売れるホームページの作り方。まずはA+B+Cを考えよう。

セミナー前にこれを(今考えたら相当怖いもの知らず…)権さんに少しお話したのですが、話をしながら自分の中で違和感を感じまして。権さんが「3Cはサマリーでしかないからね」と仰っていたことが、セミナーを受けてからスコンと腑に落ちました。

最近、「目に見える部分だけを追っていても、答えは見つからない。答えは現場とお客様が持っている」ということをひしひしと感じていて、自分の無力感もあり、やや停滞気味でした。

そんな中セミナーを受け、「ウェブサイトは、リアルの影でしかない」という言葉をじっくりと噛みしめて、A+B+3Cからのコンセプトダイアグラム作成をしたいなという意欲に変わりました。

ますます、同じ志を持ったフットワークの軽い制作者の方を探さねばと……

集客にばかり気が行って、手段が目的化していないか?

権さんのセミナー

今回のセミナータイトルは、「SEOをゴールにしない、戦略的コンテンツマーケティング」です。つまり、集客は結果であって、目的ではないという話。

セミナーで事例に上げられた小島屋さんのデータを SimirarWeb で確認すると、検索流入が5割以上を占めています。ただVisitの割には売り上げが一気に伸びているという事実。価値を伝えることをストイックに考えるとここまでになるのか……という、目からナッツ…もとい、ウロコがボロボロと落ちました。

参考:小島屋|創業60年 上野アメ横 ナッツ・ドライフルーツ専門店

私が今まで集客という言葉に違和感を感じていたのは、こういうことだなーと、腑に落ちました。私の考えるSEOは、Search Experience Optimization、つまり検索体験の最適化です。一期一会の機会を、きっちり大切にする姿勢。接客と育客が細部にまで行き届いたサイトで、できあがるまでの期間と金額はやっぱりなと思いましたが、こういうサイトを作りたいなと、素直に思いました。

一目惚れさせる、練り上げられた戦略

権さんはウェブサイト5階層概念モデル(戦略→要件→構造→骨格→表層)を紹介されていましたが、これをキッチリ考えられていました。家造りに例えられていたので、わかりやすかったですね。

私はワードプレスが大好きですが、ワードプレスは「要件」から「表層」をカスタマイズしやすい仕組みです。要件はプラグインが山程用意され、構造はある程度自動的に設定されます。骨格と表層はある意味セットになっていて、オリジナルも作ることができますが、テーマ機能でカスタマイズできます。

ここまで一気に対応できるため「ワードプレスは簡単にホームページができる」と言われますが、ワードプレスを始めとしたホームページを作るための便利なツールには「戦略」がまったく入っていません。

そこは最初に人間が考えるべきところですよね。この戦略段階で立ち上げ後の将来が左右されると断言しても過言ではないでしょう。そもそも、ホームページはインターネット事業所。事業所を増やすのに、何も考えずに建てても意味が無いですよね?

今回のセミナーでは、その戦略の概要と片鱗を見せていただいたのですが、おかげで方向性が定まりました。

同時に強く思ったのは、現場と顧客に直に触れ合わないと、すべてが理想論になってしまうという危機感。これは以前から感じていて、ブログにもしたためていたりしたのですが、まとまらない上に今までの自分を否定しそうで下書きのままでした。

でも、そこに向き合う覚悟ができたことが、今回のセミナーの収穫でした。

セミナーのまとめメモ

  • 戦略が必要 → 誰にどんなメッセージを伝えるか
    → 経営戦略を知らないとウェブサイトは作れない
  • 戦略的コンテンツに人は集まる
    → 集めて売るのではなく、買いたくなるコンテンツを作る(集まるのは結果)
    → 伝わるからリピートが増えた・口コミが増えた
    → プレスリリースと一緒(ユーザーが求めていて他にないものが求められている)
  • ウェブサイトを作るのではなく、UXをデザインする

自分自身を「買おうと思った人」になりきってみると、色んな所で気づきが得られます。

例えばこういう時とか。

求められているのは、経営相談のできるウェブ屋

うすうす感じていたんです。私のやっていることは、経営コンサルじゃないのかな?と。ウェブ活用の相談を受けても、ウェブのことを話すのは最後の10分とかだったりすることもざらですし。

「ウェブを使った経営コンサル」という言葉を聞いた時に、「あ、これだな」って。

そうしたら自分に欠けているものが色々と見えてきて、すごい人がたくさんいるのも見えてきて、落ち込んだりもしたけれど、ワクワクしたのも確かです。自分はまだ完成されていない、伸び代がそれだけあるんだと。

そして競合どころか、こういう役割が各所で求められているのも事実で。戦略的に作られたホームページの効果検証をする役割も必要でしょうが、今は全然足りていない。

ただ、これらの役割はコンサルタントがやるのではなく、やはり現場の人たちがやるべきだと思っています。だから私は、クライアントさんに力をつけてもらったら、卒業していただきたい。

インターネットの世界は、リアルとの垣根がどんどんなくなっています。垣根というのは、物理的なものではなく、精神的なもの。「あれ?これ(ネットで情報が)見えないのかよ!」という気持ちを持ってしまう人が、どんどん増えているということ。

私はちきりんさんの言葉(最後に紹介する書籍にあります)である「変わらなければ替えられる」という言葉が好きなのですが、この言葉に危機感を感じたら、ぜひホームページを経営目線で見なおしてください。

そんなわけで私の肩書は、「経営相談のできるウェブコンサルタント」になりそうです。

ちなみに、セミナーの内容は書籍の内容ともかぶるところもあったので「参加したかったー!!」という方は「アマゾンにも負けない、本当に強い会社が続けていること。」を読んでみることをおすすめします。

 

1978年、新潟県南魚沼市生まれ、長岡市在住。夫と子ども2人をこよなく愛す。

教員養成課程を修了して教員免許を取得するも、民間企業に就職して12年近くウェブ制作に関わる。デザインから開発まで、制作業務をトータルでこなすオールラウンダー。

2013年4月には新潟県で初のウェブ解析士マスターになり、同年6月に起業、コスギスとして活動。心理学に基づいたコンテンツ分析と、SNSなども含めた幅広いウェブマーケティング、そしてWordPressでのサイト構築を得意とする。

ウェブ活用の人材を育てる「ウェブ解析士認定講座」や関連セミナーを新潟県内で唯一定期開催。WACAアワードにて 2016年 Best of Best を受賞。2017年 ペライチ公式 新潟県代表サポーター。

初心者向けのWordPressの勉強会(WordBench新潟・長岡藩)や、ホームページ勉強会を主催。セミナー講師としても活動中。