はい、ごめんください。コスギです。
先日、こんなニュースがリリースされました。
参考:全サーバープランで独自SSLが無料・無制限に利用可能に!「独自SSL」機能の強化のお知らせ – 2016/06/30 | レンタルサーバー【エックスサーバー】
今日はこのニュースに関して。「エックスサーバー」というのは、私が大好きでお世話になっている「レンタルサーバー」です。
「ん?レンタルサーバーって何??」という話から、タイトルにもある「SSL」についての、初心者向けの記事になります。
そもそも「レンタルサーバー」って?
「アメブロ」などの無料ブログを使っている方には、馴染みのない言葉かもしれません。また、必要にかられて「レンタルサーバー」という言葉を見ても、よくわからなくて敬遠しているかもしれませんね。
「そろそろ、自分のホームページを持ちたいな〜」
と思ったら、レンタルサーバーのことを知っておきましょう。
「レンタルサーバー」は、インターネット上の「借地」のこと
ホームページを持つということは、インターネット上に家を建てるようなもの。
家を建てるためには、土地を借りる必要があります。
建物ができただけでは誰もわかりませんので、わかりやすいように看板を立てましょう。お店の名前や屋号を書いておくといいですね。
「土地」が「レンタルサーバー」、
「家」が「ホームページ」、
「看板(屋号)」が「独自ドメイン」となります。
独自ドメインは、コスギスなら「kosgis.com」というように、自分の好きな URL のことです。
家の大きさに合わせて土地を借りる必要があるので、まずはどんな家にしようか(家族構成と生活スタイル、駐車場や庭など、利便性、耐久性、外観、内装、予算など)を考えてから、借りたい土地を決めます。
言い換えると、
ホームページの規模に合わせて、レンタルサーバーを選ぶ必要があるので、まずはどんなホームページにしようか(目的と目標、規模、要件、機能、更新頻度、デザイン、予算など)を考えてから、レンタルサーバーを決めます。
最初に挙げた「ロリポップ」や「エックスサーバー」は、インターネットの不動産屋みたいなものですね。
ちなみに「どこのレンタルサーバーがいい?」と聞かれることが、まれによくあります。
趣味からホームページを勉強したいなら「ロリポップ!」。
ある程度横文字に慣れている個人〜小さな企業なら「さくらインターネット」。
中小企業だったら「CPIレンタルサーバー」がオススメです。
ただ、価格的にも機能的にも使いやすく、イイトコどりをしているのが「エックスサーバー」かなと。
昔のホームページは、コツコツとゼロから作っていたものですが、今は誰でも使えるシステムを採用する場合がほとんど。モデルハウスをどーん!と建てちゃうイメージです。
そのひとつが、WordPress(ワードプレス)です。
以下で紹介しているので、興味があればどうぞ。
参考:そもそも、WordPress ってなんぞや? – コスギス|新潟県長岡市
「SSL」が以前より重要視されている理由
さて次に、SSL(エス・エス・エル)についてです。
インターネットでやり取りされている情報・・・たとえば、自分のニックネーム、ログイン ID やパスワードを入力したことがあるかと思いますが、そのような情報は、(それなりの技術は必要ですが)誰でも見ることができます。
たとえるなら、郵便屋さんが配達しているハガキのようなもの。
年賀状や暑中見舞いでやりとりされる、あのハガキです。やろうと思えば、そのハガキから近況を知ったりすることができるわけです。良い子はマネしてはいけません。
インターネット上でも同じように、情報は思っている以上に、(見ようと思えば)誰でも見れる状態です。
それらの情報を暗号化して、他人からはわからないようにする技術が SSL(Secure Sockets Layer)です。
郵便にたとえるなら、親展扱いの封書です。
SSL によって第三者によるデータの盗み見や改ざんなどを防ぐことができ、情報が守られるというわけですね。
SSL が有効な環境だと、ページのアドレス(URL)が https:// からはじまっています。
↑こんなかんじ。
日本は個人情報保護法が決まったあたりから個人情報に対して敏感になってきましたが、世界的に、情報そのものを守ろうという流れになってきています。
検索エンジン大手の Google も、この SSL に関心を持つようになりました。
Google が常に見ているのは、検索するユーザーのこと。
検索するユーザーの情報は守ったほうが良いと判断すれば、当然、SSL が適用されているホームページを優先的に示したほうが良いと考えることでしょう。
事実、スマートフォンの普及によって、スマートフォンの小さな画面で見ても使い勝手の良いホームページを優先的に表示する傾向にあります。(複雑な条件が絡み合っているので、スマホ対応=優先されると断言するものではありません)
このような現状を考えると、早いタイミングで SSL への対応を行っておいたほうが良いでしょう。コスギスのホームページも、まるっと SSL に対応させました。
もしあなたが、
「SSL に対応するほどの情報は出してないし・・・」
と考えていたとしても、そう遠くない将来、
「SSL に対応していないところは怖くて見れない・・・!」
と、相手が考えてしまうかもしれない時代が来るだろう、ということです。
それがいつ来るかはわかりませんが、不安を募らせるくらいなら、プロに相談してください。もちろん、コスギスでも相談に乗ります(/・ω・)/
SSL を無料で使えるようになった理由
SSL の重要性はもうおわかりいただけたかと思いますが、今まで、SSL の導入はハードルの高いものでした。
年間3万円以上かかっても、古いパソコンやスマートフォンやメールには対応していないという時代もありました。ですが「このホームページは安全です」という認証シールがもらえるため、全ページに SSL を採用していた中小企業や団体も多かったです。
最近は認証シールがない代わりに、年額1,000円くらいで使えるようになりました。
その価格破壊っぷりはスゴイのですが、安いと言ってもやはり有料ですし、SSL の環境は制約もあって初心者には難しく感じるため、敬遠されてきた過去があります。
そんな昨今、無料で使える SSL「Let’s Encrypt」が正式にサービスを開始しました。リンク先のグラフを見るとわかりますが、発行数が右肩上がりです。
参考:Let’s Encrypt 正式サービス開始と新スポンサー – Let’s Encrypt 総合ポータル
エックスサーバーの今回のニュースは、この「Let’s Encrypt」を独自 SSL としてユーザーに無料で提供するというサービスのリリースだったわけです。しかも、無制限。
そんなわけで、エックスサーバーさんが大好きです。
SSL に関する説明は、かなり端折りました。
他にも無料で使える「共有 SSL」(暗号化環境をみんなで使う考え方)や、暗号化される仕組み、メリットやリスクなど、言及していないことはありますが、それは実際に SSL を導入する際に調べるか、お世話になる担当者に聞いてみてください。
今回の件をまとめると、こんな感じです。
- SSL は、今後もっと重要視される
- ちょうどリニューアルを考えているなら、SSL の適用を考えたほうが良い
- SSL は、基本的に有料
- エックスサーバーは無料かつ無制限で SSL を使える
ちなみに私が勧めるのは、エックスサーバーさんの X10 プラン。無料で使える独自ドメインもセットでついてくるので、
「ホームページを持ちたい!
「ホームページをリニューアルしたい!」
という方は、趣味でなければ月額1,000円は破格だと思いますよ。
参考:月額1,000円(税抜)から、高速・多機能・高安定レンタルサーバー『エックスサーバー』
「とはいっても、やっぱり用語がわからない・・・」
「SSL が良いのはわかったから、リニューアルをサポートして欲しい!」
という方は、まずはコスギスの解析ランチをご検討ください。ランチタイムの1時間、1,000円でなんでも相談し放題です。
個人事業主の方を想定していますので、お気軽にお声がけください。
参考:「解析ランチ」でホームページのお悩み解決しませんか? – コスギス
私はいわゆるホームページ制作業者の枠に入りますが、話の内容によっては、ホームページを勧めない場合もあります。
ホームページを持つということは、インターネット上に事業所を持つこと。運用が前提です。ホームページを持つにしても、WordPress ではなく、他のサービスを勧める場合もあります。
現状把握と、お客様に応じた提案を行なっていますので、まずはランチに誘ってくださいね。
何もわからないけどはじめてみたい!という方向けの、初歩的な本はこんなかんじ。