【発注者向け】ホームページをリニューアルする時の5つのコツ

リニューアル時のポイント5つ!今年から、実際の制作は信頼できる仲間にお願いしようと思っていて、そのためにしっかりと発注者の意図を、制作側に伝えられるようにしようと考えている小杉です。

1月も、すでに折り返しの頃。アウトプットのためにブログを書き始めたら、タイムリーなことに、リニューアルの打診をいただく機会がありました。

それぞれ共通点があったのでそれも踏まえ、リニューアルの機会に考えていただきたい、そして発注する際にまとめておきたい「5つのコツ」をご紹介します。

コツ1.「何」を扱うのかを明確に。

これは業種や特定の商品名だけでなく、あなたがその商品やサービスを提供しようと思った理由・使命(ミッション)や、その商品やサービスを通して実現したいこと・目標(ビジョン)などの、背景を含みます。

これらのコンセプトがぶれているようでは、お客様に伝わるものも伝わりません。まずは「ミッション」「ビジョン」の2つを明確にしましょう

「ミッション」と「ビジョン」の違いは?

「ミッション」は、あなたが事業をやろうと思ったきっかけであり「実現したいこと」です。社会的な立場としての、スタート地点だと思ってください。
例)顧客視点で成果重視のウェブ活用ができる企業を広げること

「ビジョン」は、ミッションが実現された際に望ましい結果として「達成したいこと」です。組織としてのゴールだと思ってください。
例)ウェブを通して、三方良しの関係が継続すること

ちなみに、ビジョンを達成するためにあるべき姿が「バリュー」です。複数ある場合がほとんどです。
例)徹底的な顧客視点、クライアントとの信頼関係を重視、エンドユーザーがわくわくすることを考え続ける、など

ネットやリアル関係なく、上記がないと今後は衰退の一途をたどってしまうことでしょう。ぜひ、考えてみてください。

コツ2.「誰」のためのホームページ?

せっかくリニューアルするのですから、今までの課題は解決したいですよね。

コツ1を明確にすると、ある程度は見えてくると思いますが、根本的に解決するために欠かせない視点でもあり、かつ、見落としがちなのが「ターゲット」。

つまり、どんな人を対象にしているのか、を具体的にしましょう。

そもそも、そのホームページは、既存のお客様に向けたものなのか、新規のお客様に向けたものなのか、というところから考えてみてください。

相手のステージは既存顧客?新規顧客?

ターゲットユーザー像を「30代既婚女性、スマートフォンを持っていて子どもがいて、日中はパートなどで仕事をしている」と設定した場合でも、相手の状況によって変わってきます。

既存のお客様を相手にする場合には、「とりあえず、それなりの見た目のホームページがあればいい」でも最初はOKだと(私は)思っています。そのうち欲が出て、「やっぱり、既存のお客様を大事にしたいから、もっと使い勝手を良くしたい(そしてアップセルにつなげたい(心の声))」となってくれることを期待して。

ただ、新規のお客様を獲得するためにホームページをリニューアルしたいという場合、アプローチの方法はがらりと変わります。

たとえば、興味を持てないCMを見ても、イライラするだけですよね。最たるものが、年賀の挨拶。似たような広告が続いて、会社名だけ違うという、アレです(笑)

「あ、◯◯さん、年賀広告出したんだ〜」と、関係者や既存顧客なら反応しますが、それ以外は会社名すら覚えていないと思います。

同様に、今まで既存顧客向けの性質を持つホームページの場合、初対面の方に向けた対応を改める必要があります。

必要なコンテンツの追加で対応することが多いですが、影響が大きいなら、新規向けの新サイトを作るほうが良い場合もあります。

コツ3.「閲覧者の行動」を考える。

コツ1で考えたビジョンを達成するために、ウェブで何をすればいいのかをを考えます。今は様々なことができるので、導入したい機能に目移りするかもしれませんが、一旦落ち着きましょう。

まず、新規の見込客として訪れた閲覧者(ユーザー)が、どのようなページを見て、最終的にどのような行動をすれば望ましいのかを考えます。

もちろん、仮説で結構です。ここは、実際にやってみないことにはわからない部分ですが、アタリをつけるのは大切なことです。

行動を考えるためには、ユーザーを知る必要がある

今はファンになっているお客様も、最初は見込客でした。その時、どのような行動をして顧客になり、リピーターになったのかを紐解くと、サイト内のユーザーの行動も想定しやすくなります。

都合の良いユーザーではなく、現実的なユーザーを考えましょう。ユーザーの行動を考えると、必要なコンテンツ(ページ)が見えてきます。

陥りやすいのが「知って欲しい」という思い

日本人は奥ゆかしいので、「◯◯というサービスを知って欲しい」「◯◯という商品を知って欲しい」と考えている方が、結構います。その場合、最終目標に認知を掲げる事がありますが、ビジネスなら売上につなげなくてはなりません(ブランディングが目的なら別)。

情報が大量に渦巻いている昨今、ユーザーは、何が良くて何が悪いのかの判断がうまくできません。

たとえばあなたが家を建てたいと思ってネットで調べてみたときに、素晴らしいデザインの家があったとして「ああ、こういう家もあるんだ、素敵だな」で終わったとします。

立場を変えて、あなたがそのホームページのオーナーだとしたら「知って欲しい」を目的にすべきでないのは、わかりますよね?メールマガジンを購読してもらったり、見学会に来てもらったり、最終的に成約に繋げたいと考えるはずです。

リアルを含めたゴールを考えて、ウェブでどこまでできるのか?と考えたほうが良いでしょう。

コツ4.ホームページの「完成後」は?

ホームページの新規作成にしても、リニューアルにしても、公開してからがスタートです。

戦略はあくまで仮説であり、航海図です。船を作ったら、出航します。そして舵を取りながら、目的地へと向かいます。

舵を取るのは、小さなPDCAを回すこと。しっかりと目的地に向かっているのかを逐次確認しながら航海すれば、着実に進みます。

同様に、ホームページを公開後にどこまでフォローしてもらう必要があるのか、どこまで自分たちがやれるのか、その内容を把握しておく必要があります。

コツ1でビジョンが決まっていれば、何が必要なのかは自ずと見えてくると思います。どれくらいの頻度で見直すのか、ざっくりとでも良いので公開後のアクションプランを立てておきたいですね。

コツ5.「どうすればいいのか」の叩き台を出す

ここまで来てやっと、具体的な方法を考えます

見積依頼をする発注者さんは、往々にしてこの部分しか見ていないことが多いので、失敗したり意思の疎通がうまく行かずに、提案書が何度も往復することがあります。ぜひ、コツ1〜4を見直しましょう。

そして、現在のコンテンツの再利用範囲、スマートフォンサイトの必要性、システムの導入、デザインの要望、ソーシャルメディアの利用、広告利用、運用体制などをまとめます。

もしコンペを考えているようでしたら、このコツ5の段階までまとめてから提案をもらったほうが、納得しやすいことでしょう。(ビジョンを達成しにくい提案は採用しないなど、判断しやすくなります)

あくまで叩き台として考え、それを元に制作業者から提案をもらったほうが、良い物ができます。

まとめ

コツ1.「何」を扱うのかを明確に。

「ミッション」「ビジョン」の2つを明確に。

コツ2.「誰」のためのホームページ?

どんな人を対象にしていますか?
(既存・新規、性別、年齢、職業、環境、家族構成など、行動を推測できる項目)

コツ3.「閲覧者の行動」を考える。

閲覧者が閲覧すると思われるページの列挙と、ゴールとなるページは?(数パターンを仮説立てる)

コツ4.ホームページの「完成後」は?

PDCAのプランをざっくりと立てる。

コツ5.「どうすればいいのか」の叩き台を出す

具体的な仕様を叩き台として考える。制作業者からの提案でブラッシュアップする。

*****

何かを建てるにはしっかり設計しないと、空き地に生い茂っていたススキで秘密基地を作った後、ろうそくに火をつけようとしたら大変なことになった、という小学生時代の私みたいになりますよ。(ちなみに大事には至りませんでした)

せっかくお金をかけてリニューアルをするなら、使い捨てではなく投資と考え、上記のコツ5つを考えてくださいね。

なお、コスギスで行なうスポットコンサルティングでは、上記5つのコツを明確化するお手伝いも行なっています。もし、うまく考えをまとめきれないという場合には、お気軽にご相談ください(^_^)

ウェブの心理戦略家。WordPressの勉強会(WordBench新潟・長岡藩)も主催。顧客の心理と分析を裏付けるデータを元に、心理学に基づいたライティングとWordPressでのサイト構築が得意。新潟県長岡市在住。2013年4月には新潟県で初のウェブ解析士マスターになり、同年6月よりコスギスとして活動。夫と子ども2人をこよなく愛す。おやつはプリン。

どれでシェアする?