Facebook 活用セミナーに行ってきました

フェイスブック活用セミナーはい、ごめんください。

長岡商工会議所では様々なセミナーを行なっているのですが、それらのイベントの中で「Facebook 活用セミナー」という文字が目に入り、無料ならちょっと参加してみようと思って、本当に軽い気持ち(無料なので内容をそれほど期待していなかったのです)で行ったら、目から鱗がボロボロ落ちたので、帰ってブログに書くまでがセミナーです!ということで、コラムにまとめましたっ!

講師はイーンスパイア(株)の横田秀珠(よこた しゅうりん)さん。

「ネットビジネス」という言葉は今ではマルチまがいな言葉に聞こえてしまうのですが、元の言葉通り「インターネットでのビジネス」のノウハウをしっかり持って日本中で実績のある方です。だからこそ、無料のセミナーならさわりくらいなのかなあと思っていたら、とんでもありませんでした。

実は、スライドも動画も公開されています

なんとビックリ。セミナーのスライドも動画も、全部公開されています。

セミナーの内容をレポートにしてもいいのかなと思ったのは全くの杞憂でした。私のレポートは下にありますが、惜しくも出席できなかった方は下記のスライドと動画を拝見されると良いでしょう。

というわけで、以下は私のレポートです。

Facebook に改めてちゃんと向き合えるようになった

ソーシャルメディアとしての Facebook の使い方は知ってはいました。でも知識として知っているもの以外は独学でやりながら覚えたものなので、実際に自分自身が活用しているかというとそうでもなく、BtoC だしなあと思って若干敬遠していたところがありました。

セミナーに出席したことで自分が漠然と得ていた知識を噛み砕かれ、若干消化不良気味だったものがすべてスーッと自然に納得できました。そして更に新たな知識も得ることができ、自分の未熟さを痛感しつつもワクワクしながらの2時間でした。

ということで、セミナーで話されたものというよりは、私なりに解釈したアウトプットが下記になります(実例を交えて紹介していたところもあるので、すべての内容を網羅しているわけではありません)。

つかみが結論だった

まず最初に、会場への質問。

「テーマがフェイスブックだから来た人〜?」 → かなりの挙手
「登壇者が私(横田さん)だから来た人〜?」 → まばら

「ということで、○○さんだから来たと言ってもらえるようになりましょう、というのが今日のテーマです」とのこと。これで目標がはっきりしたのに加え、セミナーの最中でも出てきた言葉なので、ソーシャルメディアの使い方を端的に表していていいなと思いました。

私は「ファンづくりですね〜」って言ってしまいますが、別に簡潔にする必要もないですね。わかりやすいことが一番。

消費税増税で変わる顧客心理をつかむには

売上 = ①客単価 × ②客数 × ③回数 という鉄板の方程式。SEO やソーシャルメディアが①〜③のどこで有効なのか(関係してくるのか)、という視点は、言われてみればそうだよね〜!、と。オモシロイです。色々な事象を自分の持っている戦術に当てはめてみると解決できるんだ!という気づきが得られました。

消費税が上がると、直接的に①を上げるのは難しいですが、②は SEO や広告でアップでき、③はソーシャルメディアでアップできます。回数を上げるというのはリピート率を高めること、つまり、ファンになってもらうことですね。今回はこの③部分を掘り下げましたが、増税へのアプローチ方法がちょこっと紹介されていました。

  • 価格が意識される → 客数や回数を増やす必要あり
  • 買い控えが起きる → リピートを促す
  • 駆け込み需要が起きる → 上位に来るようにしておいたほうがイイ
  • 新規顧客開拓が必要になる → 口コミが起きやすい仕組みづくり
  • 付加価値をつけた成約率の上がるサイトへ改善 → ブランディングと口コミ掲載

同じ製品なら世界中で価格比較ができる世の中なので、中小零細企業が価格競争に勝てるわけがありません。なら、「○○さんから買いたい!」と先に思わせたモン勝ち、となるわけです。つまりはソーシャルメディアによるファンの囲い込み。そしてそれはもう始まっています。

価格競争ならぬ、情の奪い合いだなあとか、ちょっと思ってしまいました。

となると、各企業は何かしら「うちはココに自信がある!」という強みを自覚して持っていないと、結構厳しいですね。そこが横田さんの仰る「リアルのビジネスをなんとかしないといけない」というところに繋がりそうです。ホームページもソーシャルメディアも、リアルのビジネスの一環として考えないとならないのは同感です。

質の良いモノはちゃんと売れるようになるでしょうが、ごまかしが効かないので、質(商品やサービスだけでなく、企業の中の人の雰囲気なども)が悪いモノはどんどん淘汰されていく時代になりますね。

Facebook は今までのメディアと全然違う

Google が提供できるのは公開されている情報だけですが、Facebook は「友達の気持ち」を見える化しているところが大きく違います。「検索する前に友達に聞いてみよう」という行動が日常的になってくると、

Facebook で友達に聞いてみる → ヒントがつかめたら Google で検索

という流れになるわけですね。

「芸能人が使っているから選ぶのではなく、友達が使っているから選ぶ」という流れになりつつあります。しかも Facebook って「類は友を呼ぶ」のことわざが成り立っているところなんですよね。なおさら友達の意見を信用する傾向が強まることでしょう。
Google が出していたインフォグラフィックでも、消費物は口コミの影響力が大きい図を思い出しました。

これ、提供側としては焦りを感じないとヤバいです。

現状では、日本国内の利用率は2割程度だそうです(そういえば選挙の時もネットの情報を参考にしたのは2割程度でしたね)。

この2割をまだまだと見るか、多いと見るか。

Facebook 上で取引が成立する「F-コマース」の実現にはまだ Facebook 人口が足りていないとのですが、少なくとも BtoC の業種は早いうちに手を打っておき、来る時期に対応できるようにしておいたほうが良いでしょう。

「来店型」のお店は Facebook ページをちゃんと持っておくべし!

「いやー、うちはフェイスブックなんてわからないし、手をかける時間もないし」と言ってる店主さん、店舗の名前を検索してみてください。というのも、Facebook では(Google ローカルもですが)誰でもお店を勝手に登録できる(Facebook ページを作れる)からです。

自分が管理していなくても、お客さんが要望すればできてしまう状況なら、ちゃんと公式の管理者となって、ランチの写真を載せるなりして活用していった方が良いでしょう。

逆に、提供側がお客さんに伺う「訪問型」の場合は、個人ページを頑張って「人となり」をアピールしていった方が良いですね。わざわざ Facebook ページを持つ必要もありません(SEO の観点で「ホームページ」として持つのは良いかもしれませんが、それなら普通にホームページを持ったほうが良いでしょう)。

また、どちらでもない場合は Facebook 自体が向きません。使おうと思っても工夫が必要です。

この辺、私は BtoB だと向かないな〜と一括りにしていましたが、BtoB 自体に向かないわけではありませんね。Facebook は公開している情報は検索されるので、営業マンや専門職などは個人ページをがんばっておくといいことがあるかもしれません。

もちろん経営者も、「会う前に人となりを検索されている」状況は十分にあるので、いつも見られている意識を持って取り組んだほうが良いでしょうし、「それは困る」という方は完全に行わない方が良いという選択肢もあります。

情報のタグ付けを行おう!

投稿するときに意識しておきたい点が紹介されました。

「チェックイン」をすると、そのお店と場所が登録されます。

場所(店名)とお店の Facebook ページはリンクしているので、お店の Facebook ページがない場合は、今!すぐ!作りましょう。友達のチェックインしたお店が何の情報も出していない時のガッカリ感は、Facebook を使っている人(≒広告塔になり得る人)ほど感じてしまうと考えられます。(ウェブ制作会社は小躍り?)

また、「一緒にいる友達」を選択すると、その友達がタグ付けされます。

すると投稿した内容はタグ付けした友達の友達にもリーチできるようになります。これは写真にタグ付けした場合も同様です。

特に写真は「いいね!」するとタイムライン(ニュースフィード)に上がってくるので、写真添付はオススメです。個人ページを大事にしている人なら特に、お客さんに自分をタグ付けしてもらって、一緒に写っている写真を掲載してもらうと良いわけですね。相手が Facebook やってたら友達申請して、頼んでみることをオススメします。心理的な面からも有効な手段です。

Facebook ページは SEO にもなる

これについて、私のホームページを検索すると自分のサイトより Facebook が上に来るので苦笑しています(^_^;) インサイトで情報を見れるとはいえ、アクセス解析ツールのデータ量には及びませんからね……。
私の場合、Facebook からサイトへの流入は結構多いですし、検索から Facebook ページに来られる方も多いです。

それだけ Facebook ページは SEO 効果が高いです。

基本的に情報は公開されているので、Google 等の検索エンジンが拾います。Facebook をしていない人でもページの内容を見ることができるので、「いいね!」はできなくてもホームページ代わりに使うことは可能でしょう。

投稿する情報として、売り込みは断然NGですが、お客さんの反応を見ながらなら可能となる場合もあります。これはやってみないとわからないところですが、原則としてお客さんが求めているのは、商品の宣伝ではないことを肝に銘じておく必要があります。

ページは自己発信の情報が向いていますが、むしろ他己発信の情報源となりたい場合は、Facebook グループを公開にして運営していった方が良いですね。私はグループについて不勉強だったところもあったので、これは参考になりました。

セミナーが終わったあとで、LIKE BOX(このページの右にあり人の顔や新規投稿を表示できるところ。いいねボックスとも呼ばれる)で画像が表示されない件を横田さんに伺ったのですが、ご存知ないようでした。

まあ、LIKE BOX で新着情報を表示させるのは最終手段というのは同感です。その一歩手前として、Facebook の API 使ったほうがいいのかな?とも思いましたが。

結論:ソーシャルメディアに問われるのは人としてのあり方

ソーシャルメディアの運営は、外注できません。頼んで投稿してもらうものではないからです。売り込みなら外注でもできるかもしれませんが、本来の質や雰囲気は、外部の人間ではすべてを伝えきれないでしょう。

私も、「ソーシャルメディアは中途半端にやってるとコケる(そのうちつまらなくなって辞める)ので、やるならちゃんとやったほうがいいですよ」と言っていますが、それは 売り込みとして使ってしまっている → 反応がない という負のスパイラルに陥ってしまうからですね。

今回のセミナーで、思った以上に心理戦だなあと感じる部分もありましたが、本質は人と人とのふれあいですね。実際に会った人と、またインターネット(Facebook)でつながることができる、という考え方・使い方が一番しっくりきます。
「お客様」と「友達」の違いにはドキッとさせられました。

運用はその商品やサービス、企業アピールではなく、その「環境」にいて本当に嬉しい・楽しい、と思うことを素直に出して行けたらいいのではないかと思いました。

ソーシャルメディアは中小企業が大企業に負けない武器にもなりえます。私も今まで疎かにしていましたが(そんな私でも SEO になっちゃってる FB ってコワイ)、今後も注目しながら活用して行きたいと誓った日になりました。

動画もちょっと見直し始めているので、色々やってみよう(^_^)

ウェブの心理戦略家。WordPressの勉強会(WordBench新潟・長岡藩)も主催。顧客の心理と分析を裏付けるデータを元に、心理学に基づいたライティングとWordPressでのサイト構築が得意。新潟県長岡市在住。2013年4月には新潟県で初のウェブ解析士マスターになり、同年6月よりコスギスとして活動。夫と子ども2人をこよなく愛す。おやつはプリン。

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