アクセスマーケティングの SEO について思うこと

アクセスマーケティングは世界中に広まっているらしいですが…?はい、ごめんください。
利益・感動主義のウェブコンサルタント、小杉聖です。

150710追記:
アクセスマーケティング、どうやらもう、ニッチもサッチも行かなくなっているみたいですね。支払いが悪いという噂。

また、サジェストSEOと言われていた手法は、Yahoo!はスパムだと認めています。Googleは実質的に認めていたと思われますが。

参考:Yahoo!検索の品質向上に対する取り組み – Yahoo!検索 スタッフブログ

天網恢恢疎にして漏らさずってやつですかね。追記終わり。

少し前から存在を教えてもらって、「へ〜…ふーん……」と思っていたアクセスマーケティングによる SEO。

次世代のSEOと謳われていますが、その歴史や仕組みを知る機会があったのと、「小杉さん、これってどう思う?」と聞かれることがあったので、ウェブコンサルタントとして思うところを書いておこうかなと。

なお、私はこれを批判することも、推奨することもありません。
ネットワークビジネスは、本人たちが喜んでやっているならいいんじゃないの、と考えています。

ただ、情報を鵜呑みにせず、自分で判断しましょうね、ということだけは言っておきます。
情報源も「アクセスマーケティング」で探せば色々あるので、あえてリンクはしません。

アクセスマーケティングによる SEO の仕組み

1日5クリック、1ヶ月で数十万!とかそんなの。結論から言うと、会員制のネットワークビジネスです。

数十万の「広告費」を初期費用として支払うと、その分、特定のページを広告として「出稿」できます。

出稿したページは、世界中の会員(中国や南アメリカが多い?らしいです)がログインして使えるツールに表示されます。

つまり、アクセスマーケティングの会員に、広告としてページを見せることができるわけです。

広告の出稿先は地域や時間帯を指定できるようなので、最近増えてきている日本人向けにも表示させることができるわけですね。

で、その広告を「見せられる」側の会員は、30秒以上はその広告を表示しています。

なぜって?
そうすることで、お金がもらえるから。数十万の広告が、1ヶ月で回収できるって話です。

つまり、
広告費を支払う

出稿したページにアクセスがある = アクセスアップ!

1日数回ページを表示することで広告費を回収できる

という、”スバラシイ” SEOの仕組みができている、というわけです。

A さんが B さんを招待すると、B さんは広告費を回収しながら、興味を持った会員さんに訴求することができます。(=無料になりますよ、という話)
しかも B さんがコツコツ広告費を回収すると、A さんにも報酬が入る “スバラシイ” 仕組みです。

ミンナがウレシクなるヨネ!

(しかも、B さんが技術者なら、パソコン起動→ツールにログイン→30秒毎にクリック という自動プログラムを作れば、1ヶ月間何もしなくても広告費を回収できちゃう!?)

こんな SEO を Google が望んでいるとは思えない

アクセスマーケティングは、米Yahoo! が出資していたことがあるようです。(今はどうだか…)

だから「Yahoo! の 検索エンジン元である Google からのペナルティを受ける可能性は低い」とのこと。

ちょっと紛らわしいですが、米Yahoo! のエンジンは Bing です。日Yahoo! は Google ですが。ということで、先の根拠はまったくアテになりません。

Google は、検索ユーザーのことを愛しています。
検索ユーザーが一番求めている情報を届けたいと考えています。

それが一部の会員によって実現できるものなら、すでに買収していることでしょう。

でも、それをしていないのなら、何らかの方法でペナルティを課す可能性は十分あります。

そもそも、アクセスアップしてもゴミアクセスなら意味が無い

アクセス解析ツールを設置する際、関係者のアクセスを排除するのは「ゴミ」を入れないため。

お客様をお迎えする体制になっているところに、お客の顔をしてスタッフが何人も出入りしていても意味がありません。(賑わってる感を出す場合もあるのでしょうが…)

そのような解析対象以外のアクセスがあると、分析しにくくなり、的はずれな仮説を立ててしまいかねません。

ウェブマーケティングにとっては、致命的とも言えます。

アクセスマーケティングの成果が出る場合

アクセスアップすればいいというものではありません実際、話を聞いて思ったのは、SEO の Search は、Google や Yahoo! などの検索エンジンではないんだな。ということ。

つまり、大手ショッピングモールの R や A 、ブログサービスの A や F や L など、それぞれがポータルとして「検索システム」を持っている場合には、有効なんだろうと思いました。

というのも、Google などの精細な検索の仕組みではないので、単純にページビューが多いページを「人気ページ」として検索上位に表示させることがありえるからです。

それを見たユーザー、特に買い物を急いでいるようなユーザーは、買っちゃうんですよ。

「アクセスマーケティングで売上が上がった!」というカラクリはここにあると思いました。R 社で使う広告費と比べたら、安いのかもしれませんね。

(逆に言えば、資産である独自ドメインを使ったら、効果もなければリスクも大きい、というのがわかりますね)

あとは、「広告費を回収ついでに他の人の広告を見てみよう」という会員さん向けの広告を出せば良いのではないかと思います。

サジェスト SEO も似たようなものかもしれない

スマホでキーワードを入れると「もしかしてこのキーワードですか?」といくつかの候補を出してくれますよね。

その候補は「よく検索されているキーワード」として自動的に候補として表示してきますが、ここに意図的にキーワードを仕込む方法を「サジェスト SEO」と言っています。

正直なところ、どうやってるのかわかりませんが、おそらく東南アジアを中心とした人海戦術で特定のキーワードを検索させているのでしょう。

ネットワークビジネスとはちょっと形態が違いますが、検索エンジンの裏をかいた方法であると言えるでしょう。

Google のポリシーが大好きな私としては、ブラックな方法には胸が痛みます。だからといって、知らぬ存ぜぬというわけにもいかないので、知っておくべきだとは思っていますが。

大事なことなのでもう一度。

私個人はブラックハットな方法が好きではありませんが、アクセスマーケティングを批判することも、推奨することもありません。情報は鵜呑みにせず、自分で判断しましょうね。

ウェブの心理戦略家。WordPressの勉強会(WordBench新潟・長岡藩)も主催。顧客の心理と分析を裏付けるデータを元に、心理学に基づいたライティングとWordPressでのサイト構築が得意。新潟県長岡市在住。2013年4月には新潟県で初のウェブ解析士マスターになり、同年6月よりコスギスとして活動。夫と子ども2人をこよなく愛す。おやつはプリン。

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